キヨマルルーシュな日々。
友人と待ち合わせして食事して楽しい一日でした。
昼食の焼肉美味しかった☆
昼食を食べ終わり、そごうを出ると何やら外が騒がしく、たくさんの人が溢れかえり、警察車両がワラワラと出動。
どうしたんだろう~?と疑問だらけだったのですが、側にいた御婦人曰く『出刃包丁を持った人が大暴れしていた』そうで…幽玄の日はこうして大立回りで幕を開けたわけで。
13時の時点で市民ホールでの演能が決まり、17時に会場に向かったときには、既に雨が降り始めていました。
市民ホール
結構な勢いで人が集まり、岩槻の人形の東玉がお土産物の販売をしていました。
お弁当とかも売っていてビックリ。
結構色々やってるんだなぁ…と感心。
着物姿の女性も多く、来年は着物着てこうかなぁ…と既にリピーター確実気味。
さて、役者さんたちもウロウロしていたり、若手の役者さん?の知り合いの方がご祝儀持ってお祝いに来ていたり、結構な確立で役者さんとかも会場内をウロウロしていました。
雅楽の奉納と火付け式がカットになったので、多少遅れてのスタートとなりました。
ホールに入ると、松の舞台が見えます。
“薪能”でなくなってしまったことは残念ですが、これはこれでOKです。
- - - - - - - - -
18時頃から市長の挨拶やら、開催の儀が催され、“素謡の翁”でスタート。
シテ(金春安明)を筆頭に地謡5人がズラリと入ってくると、あのフレーズが!!
-とう∧たらり∧ら。たらりあがりらゝりとう。ちりやたらりたらりら。たらりあがらゝりとう。-
シテを筆頭にピラミッド型に座って謡う。
座席からはちょうど右の脇柱とかがあって表情が見えなかったのが残念。
でも翁はやっぱり特殊だなぁ…能ではないので白式尉も黒式尉の面も出てこないのが残念。
後日見てみたいです。
謡が終わって、武蔵野大学名誉教授の増田さんによる能の解説がはじまり(この解説が実に解りやすくて、面白かった)、18時半から演能スタート。
- - - - - - - - -
最初は“能 草紙洗小町”。
これで初めて面をつけた役者さんが舞台に登場します。
-宮中歌合せで小野小町に才で勝てないとふんだ大伴黒主が策略を巡らせ、帝の前で小町に盗作の嫌疑をかける。しかし、策略がばれ黒主が自害しようとすると、小町がそれを制止し、帝も許し、最後は小町が舞を踊ってめでたしめでたし-
というストーリー。
小町の面は才女らしく整った美しい面。しかし、嫌疑をかけられた時の小町の表情は静かで真っ直ぐな目をしていて、とても強そうな印象。自分の嫌疑を晴らす気満々な視線を感じました。
子方のお嬢さんの帝役が立派で可愛かったです。
そしてその帝を襲った悲劇にドキドキしました。
小町が最後の舞をしている時にちょっと舞台の地謡座寄りになっていってないか?と思っていたのですが、それからじきに、直面(素顔)の紀貫之の額の前を扇が危うし!な距離で舞い、接触がなかったので小町はそのままの位置で演じ続け、あともう少しというところで、とうとう帝の冠を扇が直撃!!…おぉ当たった…と思ってみていました。改めて面をつけての舞の難しさを知りました。
- - - - - - - - -
休憩20分をはさんで、再び教授が登場し次の能の解説をはじめ、その後2部は狂言からスタート。
能は貴族が主役の話、そして狂言は庶民が主役の話なので、気軽に楽しめると教授。
“狂言 地蔵舞”これが面白い!!
-坂東方の出家が上方へ旅に出て、日暮れに宿探しをすると“往来のものに宿貸すこと禁ず”との高札があり、出家はあわや野宿決定になるのですが、出家は奇策を練り『この笠は云々~大切な笠なので預かってくれ』と宿主に頼み預かってもらう。宿主が了承しその場をあとにすると、出家は笠をかぶり座敷に座る。主人が人の気配に気付くと、出家まで座敷にいるわけです。出家の言い分は『私は笠(の下)に許可をとって宿を借りた』と奇弁を言う。すると面白い出家だと言って、主人も宿を貸すことにする。主人は出家に酒をすすめると、『仏の戒めで酒は飲めない』と断る、ならば残念と引き下がろうとする主人に、『吸うならよいでしょう』と出家。主人と意気投合し酒を酌み交わし、主人の要望で舞を踊る。その舞はマイウェイ?のようなもの。-
笠からはみ出した部分は?という主人に『どうぞ切ってなりとも、削いでなりとも』というシーンや、静かに宿をとって下さいと言われたのに勤めだからと大声でお経を読んだり、酒を飲むではなく吸いましょうとか…そうとうな僧侶で、狂言はやはり終始笑いの耐えぬ演目でした。
- - - - - - - - -
最後は“能 葵上”。
舞台の真ん中に述べられた小袖の着物が呪いを受けた光源氏の妻・葵上を示す。
最初に舞台にやってくるのが、微笑の照日という巫女。
巫女の呪文で呪いの原因の皇太子妃・六条御息所が現れる。
年下の光源氏との恋が遠のいたり、葵上の下人に恥をかかされたことがあったりと、
気付けば嫉妬や屈辱、怨みを纏った生霊へと変貌を遂げ、葵上に憑き祟る。
前段は悲しげであり怨めしげなな御息所の表情の面で終了し、後段は舞台後方で面を変え、嫉妬に狂う鬼(般若)へ姿を変えて、比叡山の行者(祈祷師)との激しい戦いが舞台上で繰り広げられ、ついには浄化され怨みを捨て去るというストーリー。
六条御息所が涙を流しながら切々と語る姿が印象的でした。
何よりも“葵上”という題材なのに葵上が小袖でしかないところとかも凄い表現です。
巫女の右半面は微笑に見え、左半面になると静かなだんまりに見えました。
途中般若になった六条御息所の衣装が落ちたり、やっぱり柱に突進したり、ドッキドキでした。
まして、昨日は外の舞台、今日は室内の舞台。設置はやゃ差があることでしょう。
殆ど視界のないなか、あの般若の動きは見事でした。
舞台
演能の後の舞台です。
右にチラッと写っている席の3列目でした。
頑張ってチケット取ったので、前の方の席が取れました。
来年こそは“薪能”で!!
それまでに沢山勉強したいと思います。
今度は能楽堂にも足を伸ばして見てきたいと思います。
あと見てみたいのは大相撲…(笑)
トランプ
何もないのもアレなので、外国の方に人気と言うトランプを買いました。
絵柄が全部違うんですよ~☆
お付き合いいただいたヤマミさま有難う御座居ました。
貴重な体験をしていただけてたら幸いです。
昼食の焼肉美味しかった☆
昼食を食べ終わり、そごうを出ると何やら外が騒がしく、たくさんの人が溢れかえり、警察車両がワラワラと出動。
どうしたんだろう~?と疑問だらけだったのですが、側にいた御婦人曰く『出刃包丁を持った人が大暴れしていた』そうで…幽玄の日はこうして大立回りで幕を開けたわけで。
13時の時点で市民ホールでの演能が決まり、17時に会場に向かったときには、既に雨が降り始めていました。
結構な勢いで人が集まり、岩槻の人形の東玉がお土産物の販売をしていました。
お弁当とかも売っていてビックリ。
結構色々やってるんだなぁ…と感心。
着物姿の女性も多く、来年は着物着てこうかなぁ…と既にリピーター確実気味。
さて、役者さんたちもウロウロしていたり、若手の役者さん?の知り合いの方がご祝儀持ってお祝いに来ていたり、結構な確立で役者さんとかも会場内をウロウロしていました。
雅楽の奉納と火付け式がカットになったので、多少遅れてのスタートとなりました。
ホールに入ると、松の舞台が見えます。
“薪能”でなくなってしまったことは残念ですが、これはこれでOKです。
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18時頃から市長の挨拶やら、開催の儀が催され、“素謡の翁”でスタート。
シテ(金春安明)を筆頭に地謡5人がズラリと入ってくると、あのフレーズが!!
-とう∧たらり∧ら。たらりあがりらゝりとう。ちりやたらりたらりら。たらりあがらゝりとう。-
シテを筆頭にピラミッド型に座って謡う。
座席からはちょうど右の脇柱とかがあって表情が見えなかったのが残念。
でも翁はやっぱり特殊だなぁ…能ではないので白式尉も黒式尉の面も出てこないのが残念。
後日見てみたいです。
謡が終わって、武蔵野大学名誉教授の増田さんによる能の解説がはじまり(この解説が実に解りやすくて、面白かった)、18時半から演能スタート。
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最初は“能 草紙洗小町”。
これで初めて面をつけた役者さんが舞台に登場します。
-宮中歌合せで小野小町に才で勝てないとふんだ大伴黒主が策略を巡らせ、帝の前で小町に盗作の嫌疑をかける。しかし、策略がばれ黒主が自害しようとすると、小町がそれを制止し、帝も許し、最後は小町が舞を踊ってめでたしめでたし-
というストーリー。
小町の面は才女らしく整った美しい面。しかし、嫌疑をかけられた時の小町の表情は静かで真っ直ぐな目をしていて、とても強そうな印象。自分の嫌疑を晴らす気満々な視線を感じました。
子方のお嬢さんの帝役が立派で可愛かったです。
そしてその帝を襲った悲劇にドキドキしました。
小町が最後の舞をしている時にちょっと舞台の地謡座寄りになっていってないか?と思っていたのですが、それからじきに、直面(素顔)の紀貫之の額の前を扇が危うし!な距離で舞い、接触がなかったので小町はそのままの位置で演じ続け、あともう少しというところで、とうとう帝の冠を扇が直撃!!…おぉ当たった…と思ってみていました。改めて面をつけての舞の難しさを知りました。
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休憩20分をはさんで、再び教授が登場し次の能の解説をはじめ、その後2部は狂言からスタート。
能は貴族が主役の話、そして狂言は庶民が主役の話なので、気軽に楽しめると教授。
“狂言 地蔵舞”これが面白い!!
-坂東方の出家が上方へ旅に出て、日暮れに宿探しをすると“往来のものに宿貸すこと禁ず”との高札があり、出家はあわや野宿決定になるのですが、出家は奇策を練り『この笠は云々~大切な笠なので預かってくれ』と宿主に頼み預かってもらう。宿主が了承しその場をあとにすると、出家は笠をかぶり座敷に座る。主人が人の気配に気付くと、出家まで座敷にいるわけです。出家の言い分は『私は笠(の下)に許可をとって宿を借りた』と奇弁を言う。すると面白い出家だと言って、主人も宿を貸すことにする。主人は出家に酒をすすめると、『仏の戒めで酒は飲めない』と断る、ならば残念と引き下がろうとする主人に、『吸うならよいでしょう』と出家。主人と意気投合し酒を酌み交わし、主人の要望で舞を踊る。その舞はマイウェイ?のようなもの。-
笠からはみ出した部分は?という主人に『どうぞ切ってなりとも、削いでなりとも』というシーンや、静かに宿をとって下さいと言われたのに勤めだからと大声でお経を読んだり、酒を飲むではなく吸いましょうとか…そうとうな僧侶で、狂言はやはり終始笑いの耐えぬ演目でした。
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最後は“能 葵上”。
舞台の真ん中に述べられた小袖の着物が呪いを受けた光源氏の妻・葵上を示す。
最初に舞台にやってくるのが、微笑の照日という巫女。
巫女の呪文で呪いの原因の皇太子妃・六条御息所が現れる。
年下の光源氏との恋が遠のいたり、葵上の下人に恥をかかされたことがあったりと、
気付けば嫉妬や屈辱、怨みを纏った生霊へと変貌を遂げ、葵上に憑き祟る。
前段は悲しげであり怨めしげなな御息所の表情の面で終了し、後段は舞台後方で面を変え、嫉妬に狂う鬼(般若)へ姿を変えて、比叡山の行者(祈祷師)との激しい戦いが舞台上で繰り広げられ、ついには浄化され怨みを捨て去るというストーリー。
六条御息所が涙を流しながら切々と語る姿が印象的でした。
何よりも“葵上”という題材なのに葵上が小袖でしかないところとかも凄い表現です。
巫女の右半面は微笑に見え、左半面になると静かなだんまりに見えました。
途中般若になった六条御息所の衣装が落ちたり、やっぱり柱に突進したり、ドッキドキでした。
まして、昨日は外の舞台、今日は室内の舞台。設置はやゃ差があることでしょう。
殆ど視界のないなか、あの般若の動きは見事でした。
演能の後の舞台です。
右にチラッと写っている席の3列目でした。
頑張ってチケット取ったので、前の方の席が取れました。
来年こそは“薪能”で!!
それまでに沢山勉強したいと思います。
今度は能楽堂にも足を伸ばして見てきたいと思います。
あと見てみたいのは大相撲…(笑)
何もないのもアレなので、外国の方に人気と言うトランプを買いました。
絵柄が全部違うんですよ~☆
お付き合いいただいたヤマミさま有難う御座居ました。
貴重な体験をしていただけてたら幸いです。
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